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死ぬまでに絶対読んでおきたい！超絶面白い漫画作品①「復讐の毒鼓」
いきなりですが不定期連載シリーズはじめます（いつ終わるかも未定ですｗ）
ここでは、漫画業界の表裏を知り尽くした自称漫画評論家のコスギが、本当に皆にお勧めしたい超絶面白いマンガ作品（もしくはクソ作品ｗ）を独自の視点でバッサリと紹介するシリーズになる予定です。
第１回の今回は、ピッコマ、LINEマンガ、電子書籍などで爆発的な人気コミックとなった「復讐の毒鼓」を紹介します。
「復讐の毒鼓」ストーリー
主なストーリーは、酷いいじめと暴力が原因で双子の兄「神山 秀」が死亡。双子の弟である伝説の不良”毒鼓”こと「神山 勇（主人公）」は、耐えきれない怒りを胸に秘め、兄の死を隠し自分が兄「秀」に成り代わり復讐のために復学を決意する。
勇は度重なるいじめを耐えながら情報を収集、兄を殺したのは不良グループ「ナンバーズ」であることを突き止める。しかし「ナンバーズ」は、勇が想像していた以上の権力と規模が巨大な組織グループだった。
勇は「ナンバーズ」を確実に潰すため、奇妙な友情で結ばれた仲間と共に下位の親衛隊から次々に喧嘩を仕掛けていく…。といったアングラ系の復讐劇ストーリー。（全90話）
ジャンル的には、ヤンキー、不良、喧嘩、バイオレンス、といった格闘バトル漫画になります。
原作者は、原作担当のMeen先生と、作画担当のBaekdoo先生のお二人です。
※両先生とも若くて美男（イケメン）ですね！(∩´∀｀)∩
「復讐の毒鼓」名場面と見どころ紹介、最終回の結末は…（ネタバレあり）
この作品の見どころは、やはり喧嘩による復讐劇（リベンジ）にあります。学校、クラス内で人の目があるときは弱弱しく振舞い（たまにうっかり強気な態度に出てしまう癖ありｗ）人目がない場所におびき寄せてから圧倒的な技で不良共を制圧します。
そして、ラストは弟を死に至らしめた不良サークル「ナンバーズ」の会長、3年TOPの早乙女 零との壮絶バトルになります。
早乙女 零は、容姿端麗頭脳優秀で将来も約束された権力者の息子。全校生徒から現金を回収して校長や親衛隊に給料を支払うといった会社のようなシステムを運営。頭も切れるうえに喧嘩も強いという完璧な人間です。
そんな中で、ただ一人最後まで脅しや暴力に屈しなかったのが(兄)神山 秀だったのです…
最終回、勇の仲間や女性を人質にして圧倒的な数と優位な条件で見下ろす早乙女でしたが、駆け付けたかつての仲間（雷藤仁、風見愛）の協力で状況は一転、ボロボロになりながらも立ち上がります。
そして、勇と早乙女による雨の中でのタイマンバトル（古い表現ですみませんｗ）は勇の劇的勝利で幕を下ろします。
その後、早乙女はこれまで犯した数々の犯罪証拠を突き付けられ、司法に徹底的に追及されることに…（人生終了ｗ）
そして神山勇は本来の自分に戻り、ようやく自分の人生を歩きはじめる・・・。
といった、ハッピーエンドな感じで終わるのですが、実はまだまだこの作品には続きがあります！！
「復讐の毒鼓」続編シリーズの紹介
「復讐の毒鼓２」
「復讐の毒鼓」の続編。復讐を終えた勇の元に行方不明だった母が見つかったとの連絡が入る。しかしその母は双子の兄と父さんを同時に亡くしたショックから病にかかり、末期がんで余命一年足らずだった。しかも勇を「秀」と勘違いし、勇の存在を認めてくれないでいた…。 家族思いの勇は、母の願いでもある高校卒業を果たすため、特殊学校の”洸徳高校”に 編入する。が、その学校はなんと因縁の相手、早乙女の兄「早乙女尚」が理事長を務める学校だった。ただただ平穏に過ごしたい勇に、かつての宿敵の兄である早乙女は、理事長の立場を利用して勇を追い詰めていく…因縁の対決が再び始まる…！（全101話）
「復讐の毒鼓３」
「復讐の毒鼓２」の続編。社会人となってその日暮らしのバイト生活に明け暮れる長髪スタイルの「勇」。彼女が出来て普通の大学生活を送っている「愛」。そして行くあてもなく路上生活のホームレスからヤクザになってしまった 「仁」 。物語はヤクザの世界に染まっていく元レスリング王者の雷藤 仁を中心に展開していく。ある日、３人は久しぶりに会おうと連絡を取り合うが、それぞれの立場の違いから心に距離が生まれてしまう。 仁は暴力による借金の取り立てで大金を手にするようになり生活も一気に逆転するが、ヤクザの世界は仁が思っていた以上に想像を絶する非情な世界だった…。仁は自分が選んだ道に疑問を持ち始めるが、ヤクザであるが故に勇と愛に連絡を取ることを躊躇していた。それを知った勇と愛は…？（連載中/97話～）
「復讐の毒鼓 REWIND」
伝説の不良”毒鼓”と呼ばれた神山勇の頼れる相棒、レスリング王者の雷藤仁と、最強のペン使い風見愛。この３人の運命的な出会いを描いた過去の物語。神山勇が中学３年の頃、暴力事件（高校生の不良30人を返り討ちにした事件）を起こし学校を退学。夢も目標もないまま仲間のヤンキー達と毎日つるんでいたある日、壮絶なイジメ現場を目の当たりにする。そこに、喧嘩の実力はあるが目立たず平穏に暮らしたい愛と、将来を有望視されるレスリング王者の仁が現れる。３人は対立しながらも奇妙な信頼関係で惹かれ合い、イジメに苦しむ兄妹を助けるため不良抗争に参戦、不良グループの撲滅に挑む！（全135話）
「復讐の毒鼓 -Flower-」
主人公：木下千佳子と神山秀の運命的な出会いを描く「復讐の毒鼓」の前日譚となるスピンオフ的ストーリー。新学期が始まり、新入生でに賑わう季節。泰山高校のナンバーズも新入メンバーの勧誘および恒例の順位決めを行っていた。そんな中、ナンバーズ女子の順位決めに興味がない木下は、不参加のため自動的に女子最下位の30位となってしまう。最下位ながらも奔放な態度をとり続ける木下にナンバーズ女子の不満は爆発。木下をおびき出して数で袋叩きにしようとするが…どうなる？（全67話）※原作：雲、作画：率民
「復讐の毒鼓」登場人物・キャラクター紹介
●神山 勇 (かみやまゆう) (179cm/78kg) ：神山秀の双子の弟。もともと勉強が出来る方だったが、双子の兄という超えられない壁にぶち当たり、勉強とは無縁なヤンキーウェイを辿る。校内暴力で亡くなった兄に成りすまし、泰山高校に潜入した後、少しづつ学校を掌握する。頭の回転が速く判断力に優れている。
●神山 秀 (かみやましゅう) (178cm / 70kg)： 勇の双子の兄。全国模試で１位になったこともある文字通りの「秀才」。真面目かつ本が好きすぎて視力が悪くなり、いつも分厚い眼鏡をかけていた。早乙女に目をつけられたせいでイジメにあう。１年前にナンバーズから暴行を受けて病院に運ばれたが亡くなってしまう。
●早乙女 零 (さおとめ れい) (181cm / 74kg) ：泰山高校ナンバーズの会長＆泰山高校の番長。喧嘩の強さだけではなく不良サークルを復活させ、親衛隊を結成するなど、自分だけの帝国を築き上げる。 冷静かつ残忍で、鋭い判断力も備えている。学校を掌握して管理する腕前はヤクザ顔負けである。直接手を汚すことは嫌いだが、だからと言って早乙女を甘く見てはいけない。その実力は文句無しの頂点だからだ。
●雷藤仁 (らいどう じん) (186cm / 84kg) ：神山勇の親友。高校を中退した後は有名なチンピラとして名を馳せるが、先に手は出さない主義。ちゃんとした仕事に就くために日々努力しており、喧嘩に明け暮れる人生から抜け出そうとしている。中退前にレスリング全国大会で優勝していたが、不慮の事故に巻き込まれ、示談金500万円を払う羽目になる。この事件がきっかけで実家から勘当された。
●国見愛 (かざみあい) (176cm / 68kg) ：神山勇の親友。 すばしっこく、スピーディーに戦うスタイ ル。ペンなど何かを持たせたら破壊力は倍になる。高校中退後、高卒認定試験の準備をしながら配達のバイトをしている。喧嘩に明け暮れていた生活に後悔していたが、神山勇のために最後の戦いに挑む。
「復讐の毒鼓」ぶった切りレビュー
全編フルカラー漫画。個人的にものすごく大好きな作品ではありますが、ヤンキー漫画の題材としてはイジメや自殺、集団レ〇プといったブラックすぎる描写があります。これらは読む人にとってかなり胸くそ悪い印象になりそうなので注意が必要かもしれません。
あと作風が独特でスケッチ風の下絵を残したまま仕上げています。絵柄に関しては個性的かつ今風な感じで非常に好感が持てて良いんですけど、肝心の格闘シーンになると時が止まったかのようなコマと、バキッという擬音だけのコマが多く単調な感じもします。
あと関節技や投げ技の描写コマが小さく、殴り合いのシーンも雑すぎて正直どっちがどこを殴ってるのかよく分からないコマが多々あります（すみませんｗ）が、勢いでなんとか誤魔化せてる感は“さすがプロの技”といったところでしょうか。オススメです。 by.Ｋ☆コスギ
※「復讐の毒鼓（全6巻）」「復讐の毒鼓REWIND（全4巻）」のみ、Kindle版 (電子書籍)で好評発売中です。
